About Plucking

  • HOME
  • About Plucking

Plucking(プラッキング)とは

Plucking(プラッキング)とは

主にテリア種のオーバーコート(硬い毛)やアンダーコート(柔らかい毛)を指やトリミングナイフなどと呼ばれる道具を使用して人工的に換毛(毛を抜いて)しトリミングしていく作業のことを指します。プラッキングをすることによりしっかりとした硬さや色味を出すことが可能です。

目を細めるテリア

この作業はハサミでカットしていくトリミングに比べると少し時間と手間がかかります。ハサミでトリミングしていくプードルやビションなどの犬種は伸びた分を切るのに対して、プラッキングをする犬種(ノーフォーク、ワイヤーフォックスなど)は伸びたところを処理するのと同時に色がついていない毛や細くなってしまった毛などを考えながら抜いていかなくてはなりません。
さらに困ったことにテリア種の毛は抜いてあげなければだんだんと細く色も薄くなっていってしまいます。そうなっていくと本来のその子が持っている毛の質まで戻さなければならず、それには相当な時間がかかります。

伏せをして正面を見るテリア

ショーで見るような子たちは毎週しっかりと不要な毛を処理してもらってきれいな状態になっていますが、一般のご家庭で飼われているとそうもいかないと思います。毛の処理をする(プラッキング)期間が開いてしまうとワンちゃんや皮膚への負担がかかり、フワフワしたアンダーコートだけが禿げてしまう原因にもなります。ノーフォークのような毛足を少し長くするテリア種は1ヶ月半~2ヶ月ぐらいのペースでもなんとかなる子もいますが、ワイヤーフォックスなどの毛足が短い犬種は1ヶ月に1度くらいはプラッキングすることをお勧めします。

白いテリア

もちろんすべての子が当てはまることはないのですが、大事なのは定期的な周期で美容をすることでその周期でのその子の姿がキープできるかどうかです。これは、飼い主様の理想とトリマーの意見とをしっかりと話し合い、スタイルをどうしていくかを決めていくことが大切だと思います。こういった点でも、ハサミでのトリミングに比べると手間と時間がかかる技術だと思います。
もちろんハサミで仕上げていくトリミングも大変なことには変わりがないのですが、少しでも飼い主様の知識になればと思い掲載いたしました。ただ、ここに書かれていることがすべてではありません。とても奥が深い技術ですので、ご来店の際にご質問をいただいても構いません。お気軽に遊びにいらしてください。

Adobe Acrobat Reader DC

当サイトでは、PDFドキュメントを使用しています。PDFドキュメントをご覧いただくためには、Acrobat Readerなどの閲覧ソフトが必要です。
Adobe Acrobat Reader DC(無料)をダウンロード